takevinのブログ

何者にもなれない凡人の日々の成長の記録

惰性的に仕事する中で忘れがちな「生産性」の話

僕の部署では毎週「帰りの会」と呼ばれる時間があり、そこではメンバー全員(8人ほど)が集まり、何を喋っても良い時間がある。その日起こった出来事や疑問点、仕事に対する愚痴など何を話しても良い。その「帰りの会」で今期の目標についての話が出た。ある先輩は前期から仕事量を減らして目標を立てた。前期は残業をした上での仕事量だったので、今期は残業をしないためにも仕事量を減らしたのだった。僕はその後、皆に何か「生産性」を上げる取り組みを行っているかを質問してみたのだけど、あまり意見が出なかった。
 
かくいう僕も、毎日「生産性」について意識的に考えているわけではなかった。入社4年目ということもあり、仕事のススメ方もある程度確立されてきて、日々の仕事を惰性的に進めている感がある。部署に配属された当初は仕事を覚えることに必死で「生産性」というものを意識していなかったように思うし、仕事を覚えてからも残業しつつ現状維持で満足していたのかもしれない。このような怠惰は普通の社会人からすれば、呆れられる話なのだろう。
 
しかし、一体どれだけの人が限界まで「生産性」を考え抜き仕事できているのだろう。
 例えば、その日仕事を終えてから、効率良い方法で仕事出来たかを振り返る。細かな改善はやって当然と思う。しかし、さらに深く考え抜き、妥協なくかつ極限まで生産性を挙げられる人はどれくらいいるのだろうか。僕の部署のように特に周りに競争相手が無いといった仕事場では、低い生産性に対する危機感が少ないように感じる。そのため、生産性を最大限まで上げる努力をすることなく、中途半端な業務効率に甘んじている気がする。結果、人生でおそらく最も貴重である「時間」を惜しげもなく投入し、残業してしまっているのだろう。周囲も残業で遅くまで残っている人たちばかりで、生産性に対する問題意識を持っている人は少ないように感じる。特に30歳過ぎて「生産性?なにそれ?」っていう雰囲気を醸し出していれば、なおやばい。個人にとっては勿論、周囲の人々や会社にとっても悪影響をおよぼす。
 
当たり前の話だけれど「継続的な生産性向上」を常に念頭に置いて仕事をしなければならない。何も考えずに、淡々と仕事を進められるようになってしまったら、それは危険な兆候のはず。ただ惰性的に仕事を進めることは、自分の貴重な人生を浪費していることに他ならない。常に挑戦し続けることを忘れないでおきたい。