takevinのブログ

何者にもなれない凡人の日々の成長の記録

南海キャンディーズ山ちゃんが書いた「天才はあきらめた」を読みました

前々から気になっていた南海キャンディーズの山ちゃんが書いた著作「天才はあきらめた」が Kindleでいつのまにか登場していたので早速購入して読んでみました。


期待を裏切らず抜群に面白かった。


まずこの本を読み終わって、実は数時間何もやる気が出なくなりました。
それはあまりにも山ちゃんの天才っぷりがスゴすぎたから。
天才である山ちゃんと比較して、自分の凡才さになかなか絶望しました。


一言で言うとやまちゃんは努力の天才。
これに尽きる。


本作を読めば誰がどう見ても山ちゃんは天才であると思うはずです。


努力の原動力は圧倒的な性格の悪さから来ます。

山ちゃんが出演しているテレビ番組を見たことがある人は誰もが知っていると思いますが、山ちゃんはめちゃめちゃ性格が悪い。正確に言うと嫉妬が激しすぎる。

本作には山ちゃんが書いた直筆のノートがいくつか載せられていますが、他人から言われた悪口やムカついたことなどを一つ一つメモしている。 先輩や後輩から言われた悪口、講師に罵られたこと、客からの罵詈雑言などなど。


嫌なことがあったらまずはメモをする。
そして、悩むのではなくそれらすべてを自分の行動の燃料に変換して全ての人間を見返すための原動力としていました。



ここで本作から気に入った部分を数箇所引用します。

腐るのではなく全てをパワーに変換する。何か嫌なことがあったらこの「変換」を真っ先に頭に置く。それをひたすらやっているうちにイライラも消えて、かつこんな状況を自分のために使えた俺ってすごい!と張りぼての自信貯金も貯まる。

位置No. 1476

嫉妬の炎にガンガン薪をくべる。一番調子乗ってることを言ってる奴をぶっ倒すためには、どの努力をしなくちゃいけないかを考える。イライラを使って、とりあえずムカついてるときにやることをたくさん決める。そしてそれをメモに取る。

位置No. 1510

努力をし続けると、過去を振り返って「あのせいで駄目なんだ」という考えよりも「あのおかげで得をした」と考えることで得るものが多くなる。 嫌なことがあったときはそれに対して、ただやみくもに腐るだけではなく、これがどういう形で自分にメリットを持ってきてくれるようになるかを考え、そしてそのために努力する。こういった形での復讐は努力に変えられると気づいた。

位置No. 1638



自分が山ちゃんであればすぐに挫折してしまいそうなものです。

何かネガティブなことがあったらすぐにネガティブ思考に陥ってしばらく何も行動できなさそうですが、山ちゃんから言わせるとこれは単なる自己陶酔で時間の無駄。

何もやらないための言い訳に過ぎないということです。
嫌なことを言った奴らを返すためにも一刻も早く行動するべきだと言っています。


巻末でオードリーの若林さんも言っている通りこの本を読んで山ちゃんのことを天才ではないと思う人はかなり少ないはずです。あまりにもひねくれた性格ではあるものの、これほどまでに努力の天才がいることに僕自身かなり衝撃を受けています。


今後山ちゃんに負けないようにひたすら僕も努力して一つずつ積み重ねて進むしかないように感じているところです。