毎年iPhoneを買い替えていた僕が最新のiPhone XSを購入しない理由
先日発売されたiPhone XSとiPhone XS Max。
昨年購入した旧世代とも言えるホームボタン搭載のiPhone 8を使っている自分としては、一目見てめちゃめちゃ欲しいと思いました。
しかし発売から1ヶ月経って…
結局買うことはありませんでした。
これまで毎年発売日に新iPhoneに買い換えてきた僕。
今回は少し考え、買い換えるのを辞めました。その理由が、今新しいiPhoneに買い換えようかなと考えている人に少しでも参考になるかなと思ったので、紹介していきます。
1. 用途に合わないオーバースペック
新しいiPhone XSに搭載されているアップル独自のプロセッサA12 bionicは1秒間に6兆回もの計算ができると言われていて、また、機械学習処理機能についても大幅に強化、業界初の7nmプロセスで製作されていて…。
つまり性能が劇的に向上しているわけです。
でも、一般ユーザーである自分にとってどれほどのメリットがあるのでしょうか。
僕が普段iPhoneで何をしているかと言えば、もっぱら、SNSやニュース記事を読んだり、気になることをググったり、電子書籍を読んだり、音楽を聞いたり。
基本的にはインプットonlyで使っています。
この程度の使用用途だと、もしかすると5世代ぐらい前の化石みたいなスマホでも十分に満足して使用できるかもしれません。
これまでiPhone 8を一年間使用してきて性能について不満に思ったことも特にありませんでした。
毎年毎年、iPhoneはものすごい勢いでプロセッサの性能を上げてきていますが、僕みたいな平凡なユーザーにはオーバースペックになってきているように感じるのです。
2. 異常にそそられるApple新製品の魅力に惑わされない
では何故毎年新しいiPhoneが欲しくなるのか。
それは物欲をやたら刺激してくるApple製品の魔力なのでしょう。
Apple製品が大好きな自分としては毎年9月に開催される新製品発表会はその数ヶ月前から待ち遠しいものです。事前のリークである程度はその年の新しいiPhoneがどのようなものかわかります。
新iPhone発表後、今年もそこまでのアップデートはなかったなぁとか思いつつも、たまりにたまった期待からなのか、やたら欲しくなってしまうんですね。発表の次の日にはどこのニュース番組やネットニュースでも新しい iPhone のことを報道していて更に欲しくなります。
機能云々を超えたデバイス・ガジェットとしての完成度、そして何よりデザインの美しさが最高にたまらず、ほとんど見た目が変わっていないにもかかわらず、新たなiPhoneを手にしたくなってしまいます。
しかし一度立ち止まって考えてみればわかることなのですが、新しい iPhone だけでなく、今自分が手元に持っている iPhoneも同様に魅力的なデザインの洗練されたデバイスです。
新しい iPhoneを欲しくなってしまうのは、単なる自分の物欲なのだろうなと気づくわけです。
3. 結局はとてつもない高価格にビビっているだけなのです
最低価格でも10万円を超えるiPhoneを普通に街中で見かけます。
みんなお金持っていて羨ましいなぁっていうのが本音だったりします。
iPhoneは毎日使うものですから少しぐらい高いもの買っても良いなぁと思います。
でもそれを考えても、やっぱり高いよなぁって考えてしまいます。大画面が欲しいのであれば、iPadを追加した方が幸せになれるような気がします。
果たしてどれだけの人が、新しいiPhoneの価値を見出して、その機能を使用できているのかは疑問です。
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最近ミニマルな思考に目覚めた始めた僕。
自分にとって本当に必要なものは何だろうかと考えることが多くなりました。
確かに自分の直感(物欲)としては新しいiPhoneが欲しい。
”Don’t think, feel” でいきたい。
しかし、一旦立ち止まって思考することも重要かなと感じる今日このごろ。
当たり前ですが、何を使っているかではなくて、それを使って何をするかを考えるべきと思います。
それを考えた時に、やはり新しいiPhoneは僕には必要が無いのだな、と悟りました。